とある新人幹事さんの物語
7月某日
会社の同期がお見合いパーティーで知り合った看護婦さんと結婚すると言い出す。あっそ、と悔しいので聞き流す。
8月某日
同じく会社の同期と二次会の幹事及び披露宴の余興担当に任命される。とりあえずヒマなので了解する。
8月夏休み
余興のネタを探してネットサーフィン。まったくいいのがないので行き詰まる。
9月上旬
新郎新婦&新婦側の幹事さんと二次会会場で顔合わせ。相手側の幹事さんがかわいいのでやる気が出る。その場で、お店の店長と会費を交渉して予約。涙を飲んで、エビフライをメニューから外す。
9月中旬
会社の招待者にはメールで出席をとって、他の招待者に招待状を発送。
9月下旬
余興のネタ探しをしていたところ、どっきり企画で友人ビデオをやろうという話になる。段取りを会社の後輩にやらせる。
10月上旬
二次会の詳細を考える。余興は新郎の大学友人に体育会系のエールみたいなのをやってもらうことにして、ゲームは携帯電話早押しゲームと適当ビンゴをチョイス♪さらに欲張って、友人ビデオを流すことに。
10月中旬
友人ビデオの編集に明け暮れる。新郎の地元の友人など、なかなか送ってきてくれないので焦る。
10月下旬
披露宴の余興の準備が忙しくなる。とりあえず二次会の準備は後回し。
11月上旬
そろそろ本番が近づいてきたので、景品の買出し、ケーキ&お花の手配をする。余興の準備でいっぱいっぱいなので、準備は適当・・・。しかし、当日を迎える。
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当日
16:30
披露宴終了。頑張って準備した余興はスベった。お花をみんなで必死に集めて二次会会場に走る。
17:00
会場入り。先発部隊の後輩達がセッティングを済ませていた。お花の飾りつけと、音響機材のチェックを開始。
17:30
問題なく準備完了。司会の練習を鏡に向かって開始。緊張のし過ぎで下痢気味になる。
18:00
とりあえずやることがなくてヒマになる。
19:00
受付開始。100人以上の人数にビビリまくる。
19:30
二次会開始時間。しかし、新郎新婦が到着せずスタートできず。
19:40
とりあえず、お客さんに飲み物を出す。
19:50
まだ新郎新婦到着せず。店員さんから睨まれる。
20:00
やっとこ新郎新婦到着。キャンドルサービスをしながら入場。新郎新婦に殺意を覚える。
20:10
乾杯、ケーキカットなどを巻きに巻いてやる。ケーキカットのフォークとナイフの準備を忘れていた。
20:20
やっとこ歓談。この時点で30分時間が押しているため、歓談時間を半分に。
20:30
適当ビンゴ。大盛り上がり。
21:00
歓談2回目。時間が押しているので10分に短縮。
21:10
携帯番号早押しゲーム。盛り上がりはイマイチ。
21:20
歓談3回目。もはや終了時刻だが終わらせるのは無理と悟る。
21:30
体育会系余興。なぜか新郎の父親を胴上げし始める。
21:40
予定していた友人ビデオの放映をあきらめて新郎新婦の挨拶へ。
21:45
どっきり企画としてしこんでおいた、火災発生イベント。「火事だぁ~!!キスしないと消えナーイ!!」古典的なネタだが意外に盛り上がる。
21:50
新郎がまた挨拶を始める。予定にないって!しかも話が長い。
21:55
早く帰れという店員からのプレッシャーが強くなる。そりゃ30分も時間延びてるしね。
22:00
やっとこ新郎新婦が退場してくれる。お客さんに退場を促すがなかなか帰ってくれない。
22:05
せっかくだしということで、友人ビデオを放映してみる。かなり素敵な雰囲気に。
22:10
店員からのプレッシャーが極限に達し、撤収開始。とりあえず、持ってきたものを適当に袋に入れて撤収する。
23:00
3次会へ。やっとこ酒を飲む。収支を確認して赤字でなくてほっと一安心。
25:00
カラオケへ。その後の記憶はない。
-END-
POINT