角を落として丸い人間になるには机から
事務机という用途で机を使うのであれば、一番身体に触れるのは机の天板の手前部分。
ここに労働力を注入して良い作品をつくりましょう。
角が立つと机も人も生きにくい世の中です。
本日のゲスト
作業に取り掛かる前に本日のゲストのご紹介です。
コイツはノコギリガイドとかソーガイドなどと呼ばれる、要するに木材をまっすぐや45度にキレイに切るために使う道具で2×4材専用になっています。
これに2×4材を挟んでノコギリを引けばキレイに切断することができます。
今回、物置にしまわれていた余りの2×4材を再利用するために、なんか良いものがないかと探していたところ見つけて買ってみました。
結論から申し上げると、電ノコや丸ノコみたいな切断用の工具を使わずに、いつもノコギリで勝負している方には買いです。買い。ロング!
写真に写っているように100均で売っているクランプみたいな道具をちゃんと使って、木材を固定して使えばキレイに切断することができますので、これからも趣味で2×4材を使って日曜大工に励もうとしているお父さんは買っておいて損はないです。
幅が89ミリを超えると使えなくなるという欠点もありますが、長いサイズを真っすぐ切る作業はあまりないので気にしなくても良いでしょう。
ちなみに、今回、余っていた1×4材を再利用しようと思ってこのマイターボックスを使って切ったまでは良かったのですが、木材自体がかなり反っていたので使えませんでした。
天板の一番体に近い部分を丸く鉋加工する
テーブルを作る場合に、一番気を使うのが天板の先頭部分、つまり、座った時に胸やお腹やヒジが一番触れる部分をキレイに加工する方法です。
この角度が鋭いと角で体に過度に負担がかかり、デスクワークがかなり苦痛になってくるのであります。
トリマーというマシンがあれば、カンタンに丸く加工することができるのですが、そのためにマシンを買うと予算オーバーになってしまうので、今回は、カンナで勝負します。
というワケで本日のゲスト2人目。
小さめのカンナです。以前、アマで買ってみたのですが2×4材に使うと節の部分に歯が立たず使い物にならなかったので道具箱に眠っていました。が、今回、再登場してもらい刃を立ててもらいます。
このカンナは主に面取り用(木材の角の部分を丸くする)ですので、面取りの角度を出すための追加パーツ?も一緒に購入しておきました。
コレはあれば使えなくもないのですが、なくてもなんとでもなるので買わなくて良いと思われます。ナシです。ナシ。
要するに、角を丸くするためにカンナをかけるだけの話なので、カンナを持っていない場合は買ってもいいですし、ヤスリで面取りする方向でも良いかと思います。
作業してみましたが、サンダーを使ってもヤスリで丸く面取りするのはかなりの労力が必要ですので、カンナを持っていなければ買う方向で良いかと思います。
乾燥材にはカンナでも戦える
というワケで、カンナで面取りをしてみました。何十回かカンナを引くと素直に角が落ちて丸くなっていきます。2×4材は端の部分に必ずといっていいほど丸い節が出ているので、うまくカンナをかけられないことが多々あります。
なので、今回は木材を買う時に必死に側面に節のない木材を探し当てて購入してきました。その甲斐あってか、写真の通りにキレイに面取りをすることができました。コレをもちろん下側もやって上手く丸みを持たせてあげればOKです。体に当たらない反対側の側面は、こんなに丸くする必要はないので適当でOKです。
カンナで面取りしてヤスリで仕上げたの図。正確に丸くするのは難しいですが角はなくなりました。
その他の木材もヤスリをかける
他の木材についても、ヤスリをかけてササクレている部分なんかをキレイにしてあげてください。ワタクシはサンダーというマシンを持っているのでササッとできましたが、マシンを持っていない場合は腕が筋肉痛になるまでヤスリがけです。
しかし、今回はガラスの天板を再利用するため、そこまでキレイにヤスリがけをしなくても特に問題ナシです。
ワタクシの場合は、厚さ27ミリのホワイトウッド材は天板の表面に露出する設計にしたため、ホワイトウッド材のみを念入りにヤスリがけしておきました。
天板の台座に使う2×4材は机の中に足を入れるとちょうど当たりやすい前の内側部分の角をキレイに落としておきました。
色が付いているのは、元々、ダイニングテーブルに使われていた天板の台座です。色が塗ってあってもヤスリをかけて塗膜を落としてしまえば上塗りしても大丈夫です。
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