甥っ子にメインPCを奪われたので、余興ビデオ編集用の高性能パソコンを自作した件

投稿日:2015年5月29日 更新日:

甥っ子がマインクラフトをサクサクやりたいと、ワイの仕事用のメインPCを持っていってしまったため、高性能パソコンを自作した様子をリポートします。

日々の音色のような余興ビデオの編集をできる程度の性能を目指しますので、安価に高性能パソコンを手に入れたい!なんて方は参考にしてください。



この前修理したばかりのワイのメインPC、奪われる

パソコンがぶっ壊れたので、修理ついでにあまった部品で自作パソコンを作って父ちゃんに売りつけた件で紹介した壊れたパソコンを甥っ子に盗まれました。

パソコンがぶっ壊れたので、修理ついでにあまった部品で自作パソコンを作って父ちゃんに売りつけた件

パソコンが動かない。。。 誰しもの身に突然降りかかる事なのですが、今回ワタクシの身にも降りかかりまして。備忘録がてらに何をしたのかツラツラと綴ります。興味のある方はどうぞ。 ちなみに今回は、ただの修理 …

続きを見る

どうせなら、こっちの超キワモノ、デルオプティプレックス780を持っていってほしかったのですが、性能が悪いとケチをつけられまして。

仕方ないので、前回の反省を生かして、イチからメインPCの自作を決意しました。ちなみに甥っ子には大人の厳しさを教えるために、旧PCの部品をひそかに安物と交換しておきました。

とりあえず、部品を買い揃える

金欠病をこじらせているため、今回も激安での自作を目指します。かといってメインPCなので、すぐに壊れるようなキワモノPCにすると仕事に支障をきたすため、なるべく新品を底値で買うこととします。

まずは旧PCから、この前買ったばかりの電源ユニットを取り外して、玄人しか手を出さない玄人志向の安物電源ユニットをブチ込んでやりました。

取り替えた感想は「ウルサイ」です。それ以外の感想は特になし。同じ容量で値段が半額以下なのでそんなもんでしょう。

ついでに、Bluerayディスクドライブももったいないので、この前買った300円のジャンクDVDRに変えてやりました。

その他、買い揃えた部品は、

ソフマップで新品を30,758円で購入。

同じくソフマップで中古を7,344円で購入。CPUと一緒に買うと500円引きしてくれた。

アマゾンのタイムセールで新品を22,260円で購入。かなりお得な値引率。

ソフマップで新古品(保証なし)を14,904円で購入。

ソフマップでセール品を7,538円で購入。

日本橋のパーツ屋で新品を7,850円で購入。

日本橋のパーツ屋で新品を3,550円で購入。

アマゾンのタイムセールで新品を11,160円で購入。

アマゾンで10,850円で購入ナリ。

とりあえずこんなとこです。マザーボード以外はほぼ新品を購入しましたが、市場価格の2割引くらいで買えた感じでしょうか。

CPUから組んでいくよー

胸がアツくなるようなマザーボードがなかったので、今回は、ギガバイトの赤いマザーをチョイス。中古のあまりの安さに惹かれて買ってしまいました。特に何が良いというワケではないのですが、性能の割に値段が安いです。

こいつに、CPUを乗っけていきます。

なんのことはなく作業終了。

ちなみに本日のゲストも見学中です。

甥っ子のピースケ君、もう中学生。指導教官のレベルが高いので必死についてきております。ちなみに教官はパンツ一枚で組み立て作業中であります。

あこがれの虎徹を実装

前からアマゾンのレビューやなんかでよく冷えるとウワサを聞いて、いつかは載せたいと思っていたCPUクーラー虎徹(コテツ)を搭載しました。

思いのほか大きいので入るか不安でしたが、なんとかギリギリケースに収まってくれました。

載せた感想は、「冷える」以上であります。

ビデオ編集に欠かせないグラフィックボード

こいつがほぼ今回の目玉であります。

ビデオ編集を快適にするためには、このグラフィックボードが大切なワケですが、一般的なメーカーパソコンにはこのグラフィックボードは最初から搭載されてないことが多いのです。

なので、ビデオ編集に意気込む人がNECやら富士通の高性能なパソコンをヤマダ電機で買ってきて編集を始めても、「ありゃ?なんか重たいぞ?」となってしまうワケです。

メーカーパソコンに後からグラフィックボードを取り付けることもできますが、電源の容量が足りなくなったりして不具合が起きることもよくあります。

ちなみにノートパソコンには、付けられないです。見た通りデカイので。

そのために、イチから自分でパソコンを組む意味があるのです。

そんなこんなでどんどん組み立てます。

グラボも性能が良ければ良いに越したことはないのですが、今回のこのグラボなら今回チョイスしたcore i5のやつくらいでバランスが取れてよいだろうという感じでCPUも選んでおります。

憧れのインテル製SSDをシステムドライブに

続いて、ディスクドライブであります。上の写真は味気ないアマゾンフラストレーションフリーパッケージのHDDです。

すでにSSD全盛の時代が到来しておりますので、インテルの240GBSSDを買いました。

経費節減のためHDDにする選択肢もあるっちゃあるのですが、ビデオ編集中にフリーズされまくった地獄を思い出し、踏ん張りの精神でSSDを購入であります。

前回128GBの東芝のSSDを旧PCに搭載したのですが、そもそものシステムが旧式なのでプチフリというSSD特有の症状に実は悩まされておりました。

プチフリはその名の通り、プチっとフリーズするのです。起動が遅いのは我慢できますが、何の前触れもなく何度もフリーズされるのは我慢できないものです。

一度の浮気は許せても、毎日トイレのドアを閉め忘れられる方が許せないのと同じ原理です。

話がそれましたが、今回は、データ保存用に3TBのHDDも購入です。しまじろうのアニメを録画してあげようと子煩悩な父でもあるワタクシ。

再びOSどーする問題

とりあえず組み上がったところでこの問題がやってきます。

前回は、いろいろ悩んで安いWIN8を購入した訳ですが、しばらく使ってみて、

「これはクソ」

と自分の中で結論が出たので、今回はWIN7を選択です。WIN8はvistaの臭いがプンプンします。vistaを5年以上使っていたワタクシには感じます。

というか、もうしばらくしたら無料のWINDOWS10にアップデートできるので、どっちゃでもいいちゃいいです。

最初からWINDOWS10のベータ版を試そうかとも思ったのですが、何かOSがまず入ってないとインスコできないようだったのでセブンにしました。

中がのぞけるケース

今回はケースもくだらない夢を実現しました。

サイドのケースがアクリル板になっていて中身が見える仕様です。のぞき部屋みたいな感じで昔から憧れていました。

スカスカの中身を見ても仕方ないので、虎徹が載ったマシンをゆっくりと眺められる今回、ドリームハウスの施主さん的な心境で夢を実現です。

しかし、マザーボードが赤く光るのに対して、ファンは緑に光るので非常にアンバランスです。

施主さん達もムリをするとこんな気持ちになるのでしょう。ムリは禁物です。

そんなこんなでできあがり♪

無事にワタクシのドリームパソコンが組み上がりました。

スペックは

HD:SSD240GB + HDD 3TB CPU:Intel Core i5 4690k 3.50GHz メモリ:8GB GPU:ZOTAC GeForce GTX 960 OS:WINDOWS7 home premium 64ビット

オーバークロックをするともう少し性能がアップできるので、まぁヨシとします。

気になるお値段

インテル SSD 530 Series 240GB※保証なし 14,904円 WD 内蔵HDD 3TB 2年+1年延長保証 11,160円 i5-4690K(Devil’s Canyon 3.50GHz) 30,758円 CFD-Panram DDR3 1600 Long-DIMM 4GB 2枚組 7,538円 ZOTAC GeForce GTX 960 22,260円 Windows7 Home Premium 64bit DSP版 10,850円 オウルテック 80PLUS GOLD 電源ユニット 500W 8,263円 GIGABYTE マザーボード GA-Z97X-GAMING3 7,344円 SharkoonミドルタワーPCケース SHA-T28-G-V3/A 7,850円 虎徹 12cmサイドフロー SCKTT-1000 3,550円

計 124,477円

ブルーレイディスクドライブは流用で電源ユニットは実質4千円なのでまぁ12万で作れた!という感じです。

実際に同じくらいの性能のパソコンを買ったら15万くらいでしょうか?なんとか3万円程度安く作ることができました。

使い回せる部品も多いのでヨシとしましょうよ。

余興ビデオ編集用にはこれくらいのパソコンを!

こんな感じで仕上がりました。

よく余興ビデオの編集でフリーズするという質問をもらうのですが、作業用のパソコンが中途半端なノートパソコンで、そもそもの必要スペックを満たしていないような状態であることがほとんどのように思います。

CPUのいいのが載っていると、値段も高いので高性能パソコンだと思っている人からすれば、キレそうになるかと思います。

しかし、ビデオ編集用としては、CPUと同じくらい今回載せたGTX960のようなグラフィックスボードとかGPUとかグラボとか呼ばれる部品が重要になってきますので、そこを理解してもらって、パソコンを選んでもらいたいと思います。

自作が難しい場合は、主に3DのゲームをするためのデスクトップパソコンがゲーミングPCとか呼ばれて売られていますので、そこらへんをチョイスしてください。

ちなみに今回のパソコンを使ってビデオスタジオで一気に10個くらいの映像を編集してもサクサク動いてくれました。

そんなわけで、今回の構成で組んでもらえば問題なくパソコンは動きますので、自作に挑戦したくなった方は自己責任で挑戦してみましょう。パンツ一枚で。

でわでわ。

  • B!