【編集後記】豊かになる権利差し上げます。
「豊かになる権利差し上げます。」
これは先日ワタクシの携帯メールに届いた迷惑メールのタイトルです。
タイトルを読んだだけで、思わず笑ってしまったのですが、とても良いタイトルだとも思いました。
ここからは、少しマジメに書きますが、できればしっかり読んでください。
豊かになる権利ということは、経済的にはもちろん、身体的にも精神的にも色々な豊かさの要素が含まれていると思います。
そして、すべての人が平等にこの権利を持っているものだとワタクシは思います。
ワタクシは最近、主夫として働きながら、フリーのウェブ屋として、たまにブログを書いて家賃が払えるかどうかのギリギリの生活をしています。
経済的には豊かと言えないので、できちゃった婚をした家事をしない嫁さんとウエディングパークさんのお世話になって盛大な結婚式を挙げられるほどの余裕はなく、ウエディングドレスを着させてあげることも、結婚写真を撮ることもできませんでした。
でも、かわいい子供も生まれて、毎日、公園に散歩に行ったりしてそこそこ豊かにやっています。決して経済的な豊かさが、人の豊かさを決めるものでもないと、つくづく思うようになりました。
Central Park Benches / Phil Roeder
最近、この豊かな日本で、テレビを見たりネットサーフィンをしていると、目を覆いたくなるようなことばかりのように思います。豊かさは人から奪ったり、傷つけたりすることで得ることは決してできません。
皆が平等に豊かになる権利を持っているのに、どうしてそんなことになっちゃうんだろうかと。
ワタクシが伝えたいのは、「豊かになる権利」は自分以外の誰かにまず、差し上げることと、自分以外の誰かから喜んで受け取ることしかできない権利だということです。
ワタクシは宗教家でもロバート清崎の信奉者でもなんでもありませんが、何かと面白い経験をして来たので本当にそう思うのです。
[129/365] Surprise Present / pasukaru76
経済的な豊かさを得るには、お客さんのために働いて、商品やサービスといった形の「豊かになる権利」を差し上げて、お金という形で豊かさを受け取ることができます。
精神的な豊かさを得るためには、見返りを求めず誰かのために何かをして、喜んでもらうこと。子供は親に本当に手を焼かせますが、子供ために必死で育児に励むと、子供は満面の笑顔で精神的な豊かさを返してくれます。
どうか、まず、あなたの周りの人に豊かさを差し上げてください。嫁さんに毎日、「キレイだね」と言えば、おいしいご飯となって返ってきます。
ワタクシが伝えたかったことはこれですべてです。ウエディングパークさんを巻き込む形になってしまいましたが、この記事を書くことができたのでとても感謝しています。
そして、おかげ様でワタクシは記事を読んでもらったたくさんの人に「豊かになる権利」を差し上げることができたようです。
それでは、最後にもう一度、
豊かになる権利差し上げます。